ワイヤレス・高透明度XRグラスが実現する、製造現場のDXと働き方改革
有限会社宮村鉄工
軽量XRグラス「MiRZA」導入で建築鉄骨業の未来を切り拓く!

国土交通大臣認定Rグレード工場である宮村鉄工様は、MiRZAソリューションパートナーの複合現実製作所様と建築鉄骨業向けの作業支援ソリューション「L'OCZHIT」を共同開発。建築鉄骨業のDX化を推進してこられました。この度、L'OCZHITが当社XRグラス「MiRZA」に対応したことに合わせ、MiRZAを試験導入しました。これまでのXRデバイスでは難しかった現場での長時間利用や視界確保といった課題がクリアできることを確認しました。
社名
有限会社宮村鉄工
設立
創業1970年(昭和45年)2月
設立1989年(平成元年)4月4日所在地
高知県香美市土佐山田町695
Webサイト
国土交通省 鋼構造物工事業許可、国土交通大臣認定工場 Rグレード、新設建築鉄骨工事、耐震補強工事、増改築工事、各種金物製作、製缶製作、仮設工事、据付工事、プラント工事、3DCAD設計、建築鉄骨業製造支援ソリューションの開発支援と販売、3Dレーザー計測、動画制作など、鉄骨に関する幅広い業務に対応しています。

試験導入に至った背景
重すぎる既存MRデバイス、現場での活用進まず
宮村鉄工様では、XRソリューションL'OCZHITを用いて、BIMデータ(Building Information Modeling:建物の形状や部材、属性などの情報を一元的に管理する仕組み)を製造、検査、進捗管理といった実業務への応用を進めてきました。しかし、既存のMRデバイスは大型で重量があり、現場での長時間の利用が難しいといった課題がありました。
選定理由
現場のニーズに応える!軽量・ワイヤレス・高透明度のXRグラス
メガネ型、軽量、ワイヤレス接続、透明度の高いレンズといった特長を持つMiRZAは、作業現場での活用に適していると考えられました。従来のXRデバイスでは、重さが長時間作業の妨げとなり、また工場内の日々発生する物品配置の変化が視界を遮るリスクがありましたが、MiRZAはヘルメットとの相性も良く、高いレンズ透明度により安全性を確保できると期待できました。
試験導入効果
膨大な図面の中から必要な情報を探す手間が大幅に削減!
完成イメージも一目瞭然
L'OCZHIT では、CGや製造する図面を検索、関連のある図面へ渡り歩いていく機能があり、膨大な図面の中から必要な情報を探す手間が大幅に削減できていましたが、MiRZAと連携し、空中に貼り付けておく事で、完成品のイメージを素早く掴むことが可能になりました。

空間に製造している製品に関連する図面を表示
※本画像は、MiRZAを通して見える表示イメージです。MiRZAで直接撮影したものではありません
今後の展望
場が求める使いやすさへ!軽量デバイスに特化したUX改善を推進
現在のL'OCZHITは、既存のMRデバイス向けの機能をそのままMiRZAに移植した段階ですが、今後はMiRZAに特化したUX(ユーザーエクスペリエンス)設計や、便利な機能の追加などの改良を通じて、現場作業のさらなる効率化と質の向上を期待しています。
お客様のコメント
宮村一 様(有限会社宮村鉄工)
「ケーブルがないこと、そしてレンズの透明度が非常に高いことから、作業者の負担を大幅に減らせるため、導入障壁を低くできる可能性を感じています。また、重量が軽く圧迫感がないため、従来のゴーグルとは異なり、普段使いの感覚に近いで、ヘルメットとの相性も良いと感じています。既存のXRデバイスとはトレードオフとなる面もあり、また違った活用方法が見えてきそうなので、今後さらに検討を進めていきたいと考えています。」